高校入学してすぐの話。
『友達になろう』
と言ってくれた”その人”がいました。
周りのほとんどの人は、初めて見る知らない人ばかり、その中で、
『友達になろう』
と言ってくれた”その人”がいました。
嬉しい感情だと思ったはずでした。
ほどなくして
(6月頃だったと思う)、
“その人”から、
『ゲームを貸して欲しい』と言われました。
当時手元にあったのは、
ドラクエ6
クロノ・トリガー
どちらも当時スーパーファミコンのそれ。
かつて、中学なりに精魂込めて、遊び、キャラクターを育て、育てられ、彼らと苦楽を共に生活した思い出、、、、
“その人”もゲームしたいんだなと、思った。
実際ホントに楽しいから。
スーファミのセーブデータどうこうよりも、
『友達になろう』と言ってくれた”その人”が、ゲームで遊びたいと思ってるんだから、
貸してあげた。
翌日(数日後)ほどなく、
“その人”から
『売った』
と、聞かされた。
『けっこう高く売れた』
と、聞かされた。
『いいカネになった』
と、聞かされた。
僕は”その人”から、
なにを聞かされているのか、わからなかった。
なんのことか、わからなかった。
ウソかホントか、わからなかった。
、、、ホントだった、、、、